「ひぐらしのなく頃に」大雑把に感想


鬼隠し編」、「綿流し編」、「祟殺し編」まで読み終わった。サウンドノベル形式のゲームは文章読むのが退屈になるので苦手だったのだが、全シナリオともほぼ退屈することがなかった。
 ほのぼの学園ドラマが、綿流しのお祭りを契機に平穏が消え去り、仲間たちへの疑心難儀のドラマに変わったところで話に吸い込まれた。演者としてキャラが再登場してシナリオの謎について語るというメタ的なおまけも良かった。プレイヤーの物語への感情移入がくるくると操作されている感じ。
東浩紀はここにビューティフル・ドリーマーの文脈を引いててなるほどと思った。
メタルギア雷電が、それまで指示を与えてくれていた大佐が狂いだしたため、自分のやったことも、それまで敵だと思ってた相手も、何がかなんだか分からなくなるやつを思い出した。
音楽、効果音、画像という限られた手段での恐怖演出も効果的、というか怖かった。解のほうも楽しみ。推理部分のクオリティに期待。