推測によって構成される世界像
- 作者: Tom Stafford,Matt Webb,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「MIND HACK」を読み始めた。目からうろこ落ちる。
目の中で解像度が高いのは中心のごく小さな部分だけである。
その部分でとらえた世界の断片を数多く集め、つなぎ合わせて大きな映像を推測によって構築していく。
アナログ時計の秒針が止まって見えたりする理由は、脳のキャッシュ機能によって説明される。解像度が高いのはごくわずかな範囲にしかないので、仕方なく、目はたえずキョロキョロ動かし続ける。これを「サッケード」と呼ぶ。
キャッシュというのは、無論、視覚のみに当てはまる話ではないだろう。世界の全容は把握するために、はてブ見続けるけど、解像度が高いのはごくわずかな範囲であとはキャッシュで埋めていくしかない。終わり。