国家の罠

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

前半:外務省のお仕事、ロシアとの平和条約への交渉
後半:事情聴取と東京拘置所の生活


冷戦以後の、外交方針が分かりやすく説明されていた。

  1. 「親米主義」
  2. 日米同盟強化路線
  3. アジア主義
  4. 中国との安定強化、アジアでの安定した地位獲得を目指す
  5. 地政学派」
  6. アメリカ、中国、日本、ロシアの地政学的パワーバランス重視。 中国への牽制としてロシアとの関係強化路線。
小泉内閣になって、「地政学派」(鈴木宗男と著者)は強制退場されて、「親米主義」が主流になった。
この本を読む限りでは、仕事熱心な人が、メディアスクラムで世論を煽って社会的に抹殺されたとしか思えない。
真実というのは不明で、それも一つの捉え方ということなのだろうか。
やはり、ライブドアのことを考えないではいられない。

敵を作ってバッシングすることでガス抜きしてるだけ?

情報屋とか人脈で、交渉の根回しするところなど、外交官ってかっこいいなと普通に思った。
公務員的な環境は知らないが、お酒飲めない人は信用されないとか、人事の話が大好きなところとか、ふーんという感じ。

おっさんしか出てこない。